スウェーデン旅行で注意すべき超重要な3つのポイントと対策

初めてのスウェーデン旅行。特別に注意すべきことはどんなこと?

海外旅行を安心して楽しむためには、旅先でどんなことに注意しておくべきか、あらかじめ下調べしておくことが大切。

スウェーデン旅行を控えているそこのあなた、よくぞこの記事を見つけてくれました!

この記事では、スウェーデン在住者だからこそお伝えできる旅行者が本当に注意すべきポイントをシェアします。

スウェーデンは基本的に治安が良いため旅行者が危険な目に遭うことは少ないと思いますが、油断すると思わぬトラブルに巻き込まれてしまうことも。

結論から言うと、次の3点にくれぐれも気を付けてください。

スウェーデン旅行で注意すべきポイント
  • タクシーのぼったくり
  • 財布やパスポートの盗難
  • 公共交通機関の無賃乗車による罰金

それぞれ詳しく解説します。

対策方法もご紹介しているので、ぜひ最後まで目を通していただき、スウェーデン旅行に備えてください。

スウェーデンのタクシーはぼったくり?

日本からの長いフライトを終えて、ようやくストックホルムの空港に到着。

「大きなスーツケースもあるし、空港からホテルまでタクシーを使おうかな」と考えているそこのあなた!

タクシーのぼったくりにくれぐれもお気を付けください!

アーランダ空港のタクシー乗り場には多くのタクシーが待機していますが、中にはぼったくりのタクシーが紛れていることがあります。

空港から市内までの通常のタクシー料金は400~500クローナ(約5~6千円)ですが、3500クローナ(4万円)も払わされる被害に遭った人も。

ぼったくりタクシーが横行する理由

スウェーデンにはタクシー料金の上限を定める法律がないため、タクシー会社が自由に料金を設定できます。

タクシーの後部座席の窓にはこのようなステッカーが貼られており、ここに基準料金(10㎞(15分)あたりの料金)が表示されています。

引用: köpingstaxi

※この場合は、料金が最も高い時間帯で、10㎞(15分)あたり375クローナという意味。

タクシーがこの料金表示さえ守っていれば、
「お客さんがタクシーに乗った」=「その料金設定に合意した」
とみなされてしまうのです。

swetabi
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平均的な基準料金は350クローナ程度。ぼったくりタクシーの中には、なんと9099クローナ(約10万円)もの料金を設定しているのもあるんだって!

ストックホルムで信頼できるタクシーに乗るためのコツ

ストックホルムでは公共交通機関(バス、地下鉄、トラム)が発達しているので、市内での観光の際にはそもそもタクシーはできるだけ避けましょう。

空港-市内間の移動などでどうしてもタクシーを使う必要がある場合には、信頼できるタクシー会社を選ぶことが大切です。

私はおすすめしたいタクシー会社は「Taxi Stockholm」(タクシーストックホルム)です。

Taxi Stockholm のタクシー:黒の車に葉っぱのデザインが目印

料金は他社より少し高めですが、運転も丁寧で信頼できる会社です。

運転の丁寧さは、あくまでスウェーデン基準の話。
日本のタクシーと比べるとかなり雑なので、そこは大目に見てね。

このほかの大手のタクシー会社には「Taxi Kurir」や「Sverige Taxi 」などがあります。

これらのタクシー会社を使えば、基本的に法外な値段を要求されることはありません。

信頼できるタクシーかどうかの見分け方のもう一つのコツは、ナンバープレート

正式な認可を得ているタクシーは黄色のナンバープレートを付けています。

車のデザインや会社名を似せることで大手のタクシー会社を装う個人タクシーもあるので、ナンバープレートが黄色でないタクシーは絶対に避けましょう。

アーランダ空港-ストックホルム間のタクシー移動では、メーター制ではなく固定料金制を選ぶのがおすすめ。固定料金制なら、仮に渋滞などに巻き込まれてしまった場合でも一律料金なので安心です。
乗り込む前に固定料金がいくらか タクシーの運転手に確認して、固定料金制でお願いしますと明確に伝えましょう。

ストックホルムの観光地はスリだらけ

海外旅行を一瞬で台無しにする出来事ワーストワン、それはパスポートやお財布などの盗難ではないでしょうか。

ストックホルムは観光シーズン(6月~8月)になるとスリ集団が「出稼ぎ」に来ていると言われています。

そうしたスリの被害に遭わないよう、特に次の場所では注意を怠らないようにしましょう。

盗難・スリに特に気を付けるべき場所

意外にも被害が多いのは、ホテルの朝食会場

こんなケースが多発しています。

  • 席に荷物を置いたまま、朝食のビュッフェを取りに行った。
    →席に戻ったら荷物が無くなっていた。
  • 席に着いて朝食を食べている最中、椅子の背もたれと背中の間にカバンを置いていた。
    →気が付いたらカバンの中にあったはずの財布が無くなっていた。

「ホテルの中なら安全」と思ってしまう人も多いと思いますが、スリはまさにその隙を狙ってくるのです。

ガムラスタン(旧市街)

人混みの多い人気の観光地も十分に注意してください。

お土産屋さんでの買い物や、美術館での鑑賞に夢中になっている間に、カバンのチャックをそっと開けて中身を盗むというのは、スリがよく使う手口です。

とくにガムラスタン(旧市街)は要注意

お土産物屋さんが立ち並ぶ通りは常に混雑していて、お店の中も狭くなっています。

こうした場所では、周りの人との距離が近くても違和感を感じないため、スリもあなたに近づきやすいのです。

ストックホルムで盗難に遭わないための対策

あなたに隙が無いと分かれば、スリはすぐに諦めて去っていきます。

旅行中は、次の点を特に心掛けるようにしましょう。

スリ・盗難に遭わないためには
  • ホテルの中でも、公共の場所(ロビー、朝食会場など)では荷物から目を離さない。
  • 携帯電話やお財布などは肌身はなさず持ち、おしりのポケットや、カバンの外ポケットには絶対に入れない。
  • リュックサックは、背負うのではなくお腹の側に抱える。
  • ファスナーのついていない、口の大きく空いているカバンは厳禁!

ストックホルム交通機関の罰金に注意!

初めて訪れた国では、公共交通機関の乗り方に戸惑ってしまうことってありますよね。

スウェーデンでは、気付かないうちに無賃乗車になってしまうことがあるので注意が必要です。

ストックホルム市内のトラム

ストックホルム市内の公共交通機関を利用する際には、「SLアクセスカード」と呼ばれるICカード(日本のSuicaみたいなもの)が必要です。
SLアクセスカードは、地下鉄、バス、トラムいずれにも共通で使えます。

地下鉄とバスは、このカードを読み取り機にタッチしないと乗車できません。
しかしトラムの場合には、乗った後に職員が乗客一人ひとりのチケットをチェックしにくるシステムになっています。

つまり、急いでトラムに飛び乗ったはいいけれど、SLカードのチャージ残金が足りないと無賃乗車扱いになってしまうのです。

トラム、地下鉄、バスに無賃乗車した場合の罰金は、なんと1500 SEK(約16500円)

ちなみにストックホルムの交通機関のチケットの種類・買い方については、以下の記事で詳しく解説しています。

スウェーデンの都市間を結ぶ鉄道

ストックホルム以外の都市にも足を運ばれる方は、スウェーデンの国鉄(SJ)を利用されると思います。ここでも注意が必要。

国鉄はトラムと同じように、鉄道が走り出してから、職員が乗客一人ひとりを回ってチケットをチェックする仕組みになっています。

SJのチケットは列車と時刻が指定されているため、指定された以外の列車に間違えて乗ってしまうと、せっかく購入したチケットが無効扱いとなってしまうのです。

鉄道の無賃乗車に対する罰金は、1200SEK(約13000円)

Swetabi
Swetabi

1200クローナあれば、良いレストランで食事できちゃうよ~(涙)

無賃乗車なんてするつもりじゃなかったのに、この罰金はかなり痛い出費ですよね。

間違えて罰金を科されないための対策

ちょっとしたミスでこのような罰金を科せられてしまうことがないよう、公共交通機関の乗り方を正しく理解しましょう。

具体的な対策法は、次のとおり。

  • SLアクセスカードの残額が不安なときは、券売機を使って残金を確かめてからトラムに乗る。
  • 鉄道の場合には、乗車する前に、出発時刻と車両番号が自分のチケットに記載されているものと合っているかしっかりチェック。

スウェーデン旅行で注意すべき超重要な3つのポイントと対策まとめ

この記事では、3つの注意すべきポイントをご紹介しました。

  • タクシーのぼったくり
  • スリ ・盗難
  • 無賃乗車による罰金

実はどれも、わたしの友人・知人が実際に被害にあってしまったトラブルです。

でも、対策さえ心得ておけば、トラブルを防ぐのは難しくありません

注意しておくべきポイントを押さえて、スウェーデン旅行を思いきり楽しみましょう!

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