スウェーデン語は難しい?語学を上達させるためにもっとも大切な5つのこと

スウェーデンへ移住したけど、スウェーデン語が全然上達しない。。
もう投げ出したい。

わたしはスウェーデンに移住するまで、まったくと言っていいほどスウェーデン語が話せませんでした。

移住してきたときに使えたのは「Hej」と「Tack」と「Jag heter XXX」ぐらい。

大人になってから外国語を勉強するというのは予想以上に大変で、本当に苦労しました。

そんな私でも、現在ではスウェーデン人の夫とスウェーデン語で会話し、現地の会社に勤めスウェーデン語を使って仕事をしています。

この記事では長い勉強生活を通して気が付いた、スウェーデン語を上達させるために最も大事なポイントをお伝えします。

ずばり次の5つです。

  • 恥を捨てて、失敗する自分を受け入れよう
  • スウェーデン人の友達をつくろう
  • 日常に溢れる無料のスウェーデン語教材を活用しよう
  • できないことよりも、できるようになったことに目を向けよう
  • スウェーデン語の「勉強」から卒業しよう

スウェーデンへ移住したけど、スウェーデン語がなかなか伸びずに悩んでいる人に向けた記事ですが、日本でスウェーデン語の勉強をしている人にも通じる部分があると思います。

もしスウェーデン語の学習で伸び悩んでいるなら、ぜひ最後までお付き合いください。

恥を捨てて、失敗する自分を受け入れよう

Photo by Eduardo Balderas on Unsplash

月並みなことですが、 スウェーデン語に限らず語学を学ぶ上で最も大切なこと。

それは、

とにかく恥を捨てる。失敗を恐れない。

これまで色々な学習法を試してきた私ですが、究極のところ、語学の上達を握るカギはここにあると断言します。

私はもともと人前でミスをすることが大嫌いでした。

クラスメイトの前で間違いをするなんて、恥ずかしいし、みっともない…!

こんな風に思っていたので、スウェーデンで語学学校に通っていた最初のうちは、分からないことがあってもほかの生徒の前では質問できず、聞くタイミングを逃してばかりいました。

クラスの中で発表したり発言したりすることも、出来る限り避けていました。

一方で、語学学校のクラスメイトの中でめきめき語学を上達させていた人たちは

どんなことをしていたでしょうか?

私とは、まさに正反対。

彼らはなりふり構わず、積極的にスウェーデン語を使い倒していました。

分からないことがあればその場で手を挙げて先生に聞く。

分からなければ何度でも同じことを聞く。

新しい単語を習ったら、使い方が少し間違ってても即使う。

彼らの話すスウェーデン語は、もちろん間違いだらけで完璧ではありません。

それでも、周りの目など気にせず、どんどんスウェーデン語を使っていました。

 

語学はスポーツと同じです。

例えば野球をやったことのない人が、机に向かってルールを完璧に覚えたからといって、上手なプレーができるようになるでしょうか。

実際にボールを投げたり、バットを振ったり、練習をしなければ上手くはなりませんよね。

最初のうちは、ボールが変な方向に飛んで行ってしまったり、球を打とうとしても空振りしたりするでしょう。

でもそうやって失敗を重ねていく中で、自分なりのコツや上手い練習法を見つけ、上達していきます。

語学も全く同じです。

間違いや失敗をしてこそ、それを通じて得た知識が自分の血肉となっていくもの。

 

人前で間違えたり失敗することを好む人は、ほとんどいないでしょう。

でも、人に指摘してもらったからこそ気付けることもたくさんあります。

そもそも新しい言語を勉強していて、一度も間違いをしないなんてことはあり得ません。

間違いを恥ずかしいと思うことそれ自体が間違いなのです。

恥ずかしがらず、失敗を恐れず、果敢に語学に挑戦しましょう。

どんな学習方法にしても、まずはこのマインドを持つことが何より重要です。

スウェーデン人の友達をつくろう

Photo by Simon Maage on Unsplash

言語を上達させる何よりの近道は、ネイティブの友達をつくること。

ネイティブとの会話は、語彙力もリスニング力もスピーキング力も鍛えられます。

ただスウェーデン人はシャイな人が多いので、友達が作りにくいと感じている人も少なくないと思います。

わたしもあまり外向的な性格ではないので、スウェーデン人の友達は多くありません。

スウェーデン人はお酒が大好きですが、私はお酒に弱いので、飲みに行って友達の輪を広げるということもできません。

そんな私がどうやってスウェーデン人の友達を作ったかというと、オンラインの語学学習サイトConversation Exchangeを活用しました。

このサイトを使えば、日本や日本語に興味をもっている人を簡単に見つけることができます。

見つけたお友達との交流の仕方は、直接会う以外にも、メールやスカイプなど選べるので、直接会うことに抵抗がある人でも安心して使えます。

詳しい方法は過去の記事で解説しているので参考にしてみてください。

日常に溢れる無料のスウェーデン語教材を活用しよう

Photo by Viktor Forgacs on Unsplash

机に向かって問題集を解くだけが勉強ではありません。

特にスウェーデンに住んでいる人は、スウェーデン語を上達させるための最高の環境にいます。

なぜなら、街中には無料のスウェーデン語教材が溢れているからです。

そのメリットを最大限に活用しましょう。

普段の生活をしながら意識的にスウェーデン語を覚えるように心がけるだけで、大きな差がでます。

例えば、

  • スウェーデン語のラジオを聴きながら朝の支度をする
  • 病院やレストランの予約を電話でしてみる
  • 電車の中の広告に何が書かれているか読んでみる
  • スーパーの買い物をしながら食材の名前を覚える

わたしが日常で取り入れていたのは、スウェーデン語に吹き替えられたジブリ映画を見ることでした。

もともと映画鑑賞が好きなので、見る映画を英語や日本語のものではなく、スウェーデン語のものに変えました。

スウェーデン語のジブリ映画は、ストックホルム市内の図書館で無料で借りられるよ!

スウェーデン語の字幕をオフにすればリスニングの練習になります。

また字幕をオンにすれば、分からない単語のスペルをチェックすることができます。

このように、生活の一部にスウェーデン語を取り入れ、できるだけ多くスウェーデン語に触れることで、その積み重ねが成長につながります。

できないことよりも、出来るようになったことに目を向ける

Photo by Francesco Gallarotti on Unsplash

語学の勉強をしていると、楽しいと思える時もあれば、自分の上達の遅さに苛立ちを覚えるときもあります。

私も、学校の課題が全然できない自分に苛立ち、幾度となく教科書を壁に投げつけました。

終わりの見えない勉強に、何度も絶望しました。

でも、壁に当たったときこそ、最初の自分と比べてどれだけ成長したかに目を向けてほしいのです。

みなさんもスウェーデン語を学び始めた時は、 1つも単語を知らなかったはず。

数も数えられなければ、曜日も言えない。

自己紹介もできなかったでしょう。

その時の自分と今の自分とを比べれば、見違えるほど大きく成長しているはずです。

語学は勉強歴が長くなればなるほど、新鮮な気持ちや好奇心が失われていき、

新しい言葉を学ぶ楽しさよりも、できないことへの苛立ちが大きくなっていきます。

そういう時こそ一旦立ち止まって、自分の成長を自分でほめてあげましょう。

語学の勉強に終わりはありません。

一生続くものだからこそ、楽しみながらやらなければ続きません。

楽しむためには、できないことよりも、できることに目を向けることが大切です。

そこで1つおすすめなのは、今の自分のスウェーデン語を録音しておくこと。

半年、1年経ってから聞き直してみると、自分の成長が客観的に良く分かりますよ。

スウェーデン語の「勉強」から卒業しよう

Photo by Jukan Tateisi on Unsplash

長年スウェーデン語を勉強しているのになかなか伸びない、と感じていますか?

それはもしかすると、スウェーデン語の「勉強」から卒業するときなのかもしれません。

いつまでも文法の教科書や語学教材だけを使っていては、到達できるスウェーデン語のレベルに限界があります。

ある程度スウェーデン語の学習歴が長くなってきたら、

スウェーデン語を使って新しいことを勉強してみたり、仕事を見つけてみるのがおすすめです。

わたし自身も、スウェーデン語がぐんと伸びたと感じたのは次の2つのタイミングでした。

  • 語学学校を卒業して、スウェーデンの大学でスウェーデン人と一緒の授業を取り始めたとき
  • スウェーデンで仕事を見つけ、そこでスウェーデン語を使い始めたとき

スウェーデン語を「勉強」するのではなく、スウェーデン語を使って新しい世界に飛び込んだとき、語学力は飛躍的に伸びました。

自分の今の語学力ではついていけないレベルのものを求められるわけですから、もちろん最初はものすごくしんどいです。

でも、このように新しい環境に身を置くとインプットの量も質もガラッと変わり、上達のスピードもぐんと上がります。

「自分のスウェーデン語はまだまだだから、もうちょっと語学が上達してから仕事を探そう」

と先延ばしにしていませんか。

スウェーデンは移民に寛容な国なので、完璧なスウェーデン語が話せなくても雇ってくれるところはたくさんあります。

今伸び悩んでいる人は、勇気を出して一歩踏み出し、新しい環境に飛び込んでみてください。

  

語学の学習は、目的ではなく手段だとわたしは思ってます。

スウェーデン語を学ぶその先には、スウェーデン語を使って「〇〇がしたい」という目的があるはずです。

その目的に近づくため、今すぐスウェーデン語を「使って」新しいことを始めてみましょう。

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