バルト海に浮かぶ小さな島ゴットランド。
その中心都市ヴィスビューは、ジブリ映画「魔女の宅急便」のモデルになったのをご存知ですか?
城壁に囲まれ、中世の趣きを残す美しい街並みは、一生に一度は見ておいて損はない!
この記事では、わたしが実際にヴィスビューを訪れた経験を踏まえ、
- ヴィスビュー観光におすすめの時期はいつ?
- どんな服装を準備していくべき?
- ストックホルムからゴットランドまではどんな行き方があるの?
こんな疑問にお答えします。
ゴットランドへの観光におすすめの時期
ゴットランドを訪れるなら、絶対に夏(7-8月)がおすすめ!
秋にはトリュフを探すトリュフサファリ、冬にはクリスマスマーケットといった催し物もあります。
しかし夏以外の時期は、お土産屋さんや観光地も閉まっているところが多く、どうしても閑散とした雰囲気に。
せっかく日本から来られるなら、やっぱりゴットランドの魅力が一番味わえる夏がおすすめです。
ゴットランドの年間の平均気温は次のとおり。
日中の平均気温 | 夜の平均気温 | |
1月 | 2℃ | 0℃ |
2月 | 1℃ | −1℃ |
3月 | 4℃ | −2℃ |
4月 | 10℃ | 1℃ |
5月 | 15℃ | 6℃ |
6月 | 18℃ | 10℃ |
7月 | 21℃ | 14℃ |
8月 | 21℃ | 13℃ |
9月 | 17℃ | 10℃ |
10月 | 11℃ | 6℃ |
11月 | 6℃ | 3℃ |
12月 | 3℃ | 0℃ |
ご覧のとおり、ゴットランドの夏は日本と比べるとだいぶ涼しく、観光にも快適な気候です。
夏の観光がおすすめのもう1つの理由は、毎年8月初旬にヴィスビューで開催される「中世週間」 (Medeltidsveckan)。
このユニークなお祭りの期間には、伝統工芸品を扱うマーケットや、剣術・クロスボウを競う大会など、中世の伝統にちなんだ約500のイベントが行われます。
街中は、中世の衣装を身にまとった人々で溢れ、まるでタイムスリップしたかのような気分。
せっかくヴィスビューまで足を伸ばすなら、中世週間に合わせて旅行に来られるのもおすすめです。
7月初旬には、「アルメダーレン政治週間」と呼ばれる政治イベントがヴィスビューで行われます。
この時期には多くの政治家たちが一斉にヴィスビューに集まるため、飛行機やホテルなどの予約がかなり困難になります。
運良く予約が取れたとしても、その価格は通常の2~3倍。。。
政治週間そのものに関心がないのであれば、この時期は避けましょう。
ゴットランド観光の際におすすめの服装
ヴィスビューは石畳や坂道がとても多いので、歩きやすい恰好&スニーカーでの観光をお勧めします。
夏は日中は半袖だけで過ごせるぐらいの気温ですが、夜はとても冷え込みます。
ウィンドパーカーや薄手のダウンジャケットなどを持っていると安心。
また、日差しが強いのでサングラスも忘れないようにしましょう。
ストックホルムからゴットランドへの行き方
飛行機
ストックホルムからゴットランドまでは、飛行機で行けばあっという間!
- アーランダ空港 → ヴィスビュー空港 :SASで45~50分
- ブロンマ空港 → ヴィスビュー空港:BRAで40分
限られた旅行日数の中でもゴットランド島で過ごす時間をできるだけ長く取れるので、1時間足らずで行ける飛行機がおすすめです。
フェリー
ストックホルムからゴットランドまでは、フェリーで行くこともできます。
ストックホルムに一番近いフェリー乗り場「ニューネスハムン(Nynäshamn)」までは電車で約1時間、そこからフェリーでヴィスビューまで3時間半程度です。
フェリーのチケットは、安ければ500クローナ(約6000円)程度で予約できます。
時間に余裕があって、ゆったり船の旅も楽しみたい方はフェリーもおすすめです。
ヴィスビュー空港からヴィスビュー市内への行き方
空港バス(Flygbussarna)
ヴィスビュー空港からヴィスビュー市内までの移動は、空港バス(Flygbussarna)が安くて便利。
空港から市内まで、たったの6分で着きます。
ヴィスビュー空港を出たらすぐ目の前にバス停があるので、乗り場を見つけるのも簡単です。
チケットの買い方
1 自動券売機で購入
空港の到着ロビーには、このような券売機があります。
言語は英語表示に切り替えられるので、操作も簡単。
大人片道60クローナで、支払いはクレジットカードのみです。
2 Flygbussarnaの公式ウェブサイトで購入
公式ウェブサイトでチケットを買うと、大人片道50クローナ。
少しでも安くチケットを買いたい人は予め購入して、電子チケットを携帯に保存しておきましょう。
チケットを印刷する必要はなく、携帯画面のQRコードをチケット読み取り機にかざすだけなので便利です。
3 バスの運転手から購入
バスの運転手から直接買うこともできますが、ここでも使えるのはクレジットカードのみです。
ヴィスビューでFlygbussarnaが運行しているのは、夏季(6月中旬~8月中旬)限定。
また、市内から空港へ行く際、「Österport」バス停付近には、自動券売機は見当たりませんでした。
帰りのチケットはバスの運転手から買うか、最初にヴィスビュー空港に着いた時点で、往復分を買ってしまうのもアリです。
空港バス(Flygbussarna)の停車駅
空港を出たあとは、5つの停留所に停まります。
- Norrgatt(ノルガット)
- Östercentrum(エステルセントルム)
- Vinsby Busstationen(ヴィスビュー・ブススタフーネン)
- Scandic Visby(スカンディック・ヴィスビュー)
- Visby Hamn(ヴィスビューハムン)
降りる際にはバス車内の「Stop」ボタンを押してください。
ちなみにわたしは、泊まっていたホテルに一番近い「Östercentrum」駅で降りましたが、バス停の周りはこんな感じでした。
タクシー
「タクシー ゴットランド(Taxi Gotland)」というタクシー会社を使えば、空港から市内(Österport)まで160クローナ。
3人以上で乗り合いするなら、タクシーの方がお得ですね。
これでヴィスビュー観光の基本情報はばっちり!
次回の記事では、観光スポットやレストラン、お土産物屋さんなど、ゴットランド滞在中の見どころをお伝えします。
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