スウェーデン語文法⑤名詞の定形・不定形

英語の名詞に「a/an」「the」が付くのと同じように、スウェーデン語の名詞にも、不定形・定形の使い分けがあります。

この記事では、どのような場合に名詞を定形(bestämd form)もしくは不定形(obestämd form)で使用するのかについてのルールをまとめました。

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ちなみに、「定形」「不定形」は、それぞれ「未知形」「既知形」とも呼ばれます。

ここでは、スウェーデン語の原文の意味に近い「定形(bestämd form)」「不定形(obestämd form)」という用語を使用します。

不定形の名詞を使用するケース

文章・会話で初めて出てくるモノ・人

文章や会話の中で初めて出てくるモノや人など、聞き手がその単語が指すものを特定できない場合には、名詞の不定形を使います。

例:
Hon har köpt ett nytt hus.
彼女は新しい家を買った。(=聞き手は、どの家か知らない)

Han ska träffa en kompis ikväll.
彼は今晩、友人に会う。(=聞き手は、どの友人か知らない)

någon/något/några, ingen/inget/ingaに名詞が続く場合

例:
Har du några pengar?
あなたはお金を持っていますか?

Jag har igen bil.
私は車を持っていない。

vilken, vilket, vilkaに名詞が続く場合

例:
Vilken färg tycker du om?
あなたは何色が好きですか?

Vilket år är du född?
あなたは何年生まれですか?

属格または所有格に名詞が続く場合

Den här är inte min penna.
これは私のペンではありません。

Jag ska träffa Kevins bror.
私はケビンの兄弟に会います。

動詞と名詞がセットになって一般的な意味を指す場合

例:
Han åker tåg.
彼は電車に乗る。

Eva har barn.
エヴァには子供がいる。

Jag går på konsert.
私はコンサートに行く。

Hon spelar piano.
彼女はピアノを弾く。

De äter lunch.
彼らは昼食を食べる。

職業、国籍、宗教など、属性を示す時

例:
Hon är lärare.
彼女は教師です。

Han är japanska.
彼は日本人です。

定形の名詞を使用するケース

聞き手・読み手がすでにその名詞の指す内容を特定している場合

例:
Hon har köpt ett nytt hus. Huset ligger på Strandvägen 1.(=Det ligger på Strandvägen 1.)
彼女は新しい家を買った。その家は、Strandvägen 1に建っている。

※定形の名詞ではなく、指示代名詞(han, hon, den, det, de)に置き換えるのが一般的です。

Den (här, där), det (här, där), de (här, där)に名詞が続く場合

例:
Hon har köpt den här boken.
彼女はこの本を買った。

(生き物などの)種族全般を指す場合

例:
Hunden brukar kallas människans bäste vän.
人間の良き友達だと言われる。

位置関係、順番等を表す形容詞に名詞が続く場合

例:
högra handen – 右手
norra delen av Sverige – スウェーデンの北部
första dagen – 初日

hel, halv, självに名詞が続く場合

例:
De studerade hela dagen.
彼らは一日中勉強をした。

Hon har ätiti upp halva tårtan.
彼女はケーキの半分を食べた。

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