旅行に行ったら1番楽しみなのは現地の美味しいごはんを食べること!スウェーデンに旅行したら美味しいスウェーデン料理を食べたいけど、一体どんな料理が有名なんだろう?
皆さんは「スウェーデン料理」と聞いて何かパッと思いつきますか?
私は正直、スウェーデンに移住するまでは「スウェーデン料理=まずい」というイメージしかありませんでした。。
でも実は、知られざる美味しいスウェーデン料理がたくさんあるんです!
スウェーデンに移住して約10年の筆者が、本当に美味しいおすすめのスウェーデン料理をご紹介します。
※一部の料理は私は苦手なのですが、スウェーデン人に好まれている料理として掲載しています。
- 定番のスウェーデン料理
- クネッケブロード(Knäckebröd)
- ショットブッラル(Köttbullar)
- フィッシュスープ(Fisksoppa)
- トースト・スカーゲン(Toast Skagen)
- ニシンの酢漬け(Inladg sill)
- グッブローラ(Gubbröra)
- ビフ・リュードベリ(Biff Rydberg)
- ヴァレンベリヤレ(Wallenbergare)
- ニシンのパン粉焼き(Panerad strömming)
- クロップカーコル(Kroppkakor)
- ヴェステルボッテン・チーズパイ(Västerbottenpaj)
- スウェーデン・パンケーキ(Pannkakor)
- ブロードプディング(血のプリン)(Blodpudding)
- ファールコルブ(Falukorv)
- 季節の料理
- スウェーデンのB級グルメ&珍味
- 飲み物
- デザート&お菓子
- 【スウェーデン料理】おすすめの定番料理からB級グルメ・デザートまとめ
定番のスウェーデン料理
スウェーデン料理の特徴は、味付けや調理方法がシンプルなこと。
また寒い気候のため、料理に使われる塩分量が多く、味は濃いめ。
とはいえ強い香辛料などは使われていないので、日本人の口にも合いやすいと思います。
スウェーデン旅行に来たらぜひ気になる料理を試してみてくださいね!
クネッケブロード(Knäckebröd)
スウェーデンの食卓に絶対に欠かせないものといえばコレ。
クネッケブロード(ライ麦のクラッカー)です。
スウェーデンの家庭にはほぼ必ず常備されており、レストランでも付け合わせとしてよく出てきます。
見た目にはとても地味な食べ物ですが、クセになる素朴な味わいなんです。
シンプルにバターを塗って食べても美味しいですし、のちに紹介するグッブローラなどと一緒に食べても最高です。
ショットブッラル(Köttbullar)
スウェーデンの名物料理と言えば、ショットブッラル(ミートボール)ですね。
スウェーデンのミートボールの特徴は、その付け合わせにあります。
キュウリの酢漬け、リンゴンベリー(コケモモ)のジャム、クリームソースと一緒にいただくのがスウェーデン流。
フルーツジャムとお肉の組み合わせにビックリする人も多いと思います。
ですが、リンゴンベリージャムは甘さ控えめで酸味が効いているので、お肉との相性が抜群!
IKEAのミートボールしか食べたことない方は、スウェーデンに来たらぜひレストランの本格ミートボールも試してみてくださいね。
フィッシュスープ(Fisksoppa)
スウェーデン語では「フィスク・ソッパ」と呼ばれます。
トマトベースのスープに、エビや鮭・ムール貝など魚介がたっぷり。
体を芯から温めてくれるので、特に北欧の寒い冬に食べると最高です。
残りのスープはパンですくって残さずどうぞ。
トースト・スカーゲン(Toast Skagen)
“Toast Skagen” by Robban Andersson is licensed under CC BY-NC-ND 2.0
スウェーデンの最も代表的な前菜が、トースト・スカーゲン(エビのオープンサンド)です。
エビとディル・チャイブなどのハーブをマヨネーズとサワークリームで和え、カリッと焼いたトーストに乗せて食べます。
食べる前にレモンを絞ることで、さわやかな味わいに。
1950年代に、スウェーデン人シェフのTore Wretman(トーレ・ヴレトマン)によって考案されたメニューです。
ちなみに料理の名前はデンマークの都市スカーゲンに由来しますが、デンマークではな全く有名ではないそう。
ニシンの酢漬け(Inladg sill)
スウェーデン料理に欠かせない魚がニシン。
ニシンを酢漬けにした「インラグド・シル」はスウェーデンの伝統料理の1つです。
にんじん・紫タマネギ・ローリエ・ペッパーと一緒に漬けるのが最もスタンダードな味。
このほか、カレー風味や、マスタード風味など色々なバリエーションがあります。
スウェーデンのスーパーでは瓶詰になっているものが買えるので、おみやげにもおすすめです。
グッブローラ(Gubbröra)
アンチョビ、ゆで卵、ディル、マヨネーズ、茹でたジャガイモを混ぜた料理。
ディルはお魚によく合うハーブで、スウェーデン料理に多用されます。
クネッケブロードと一緒に食べるのが一般的です。
ビフ・リュードベリ(Biff Rydberg)
スウェーデンには、小さく賽の目に切ったジャガイモ・タマネギ・お肉をフライパンで炒めたピュッティパンナという家庭料理があります。
ビフ・リュードベリは、この豪華版の料理です。
一口大の牛フィレ肉を、賽の目に切って炒めたジャガイモとタマネギと一緒にいただきます。
付け合わせは卵黄とマスタードクリーム。
シンプルさだからこそ、素材の美味しさが引き立つ料理です。
ヴァレンベリヤレ(Wallenbergare)
子牛の挽肉でつくるハンバーグです。
生クリームと卵がたっぷり入っており、中まで火を通しすぎない焼き加減で仕上げるので、日本のハンバーグよりふわふわでジューシーなのが特徴。
マッシュポテト、リンゴンベリージャム、グリーンピースと一緒にいただきます。
料理の名前は、スウェーデンの大富豪一家ヴァレンベリ家出身の銀行家マルクス・ヴァレンベリに由来しているそうです。
肉汁溢れるボリューミーな料理なので、食べ終えると贅沢な気分になること間違いなし。
ニシンのパン粉焼き(Panerad strömming)
ニシンにパン粉を付け、たっぷりのバターで焼いたシンプルな1品。
これもリンゴンベリージャムと一緒にいただきます。
リンゴンベリーはお肉だけでなくお魚とも合う万能なベリー。
油分の多いお料理も、酸味のあるリンゴンベリージャムと一緒に食べるとバランスの良い味になります。
クロップカーコル(Kroppkakor)
豚肉とタマネギを炒めた具を、ジャガイモで作った生地で包んで茹でたものをクロップカーコルと呼びます。
1つがテニスボールぐらいの大きさもあり、ずっしりお腹にたまる料理です。
スウェーデン産のジャガイモはホクホクでお芋の味が強め。
生地に使うジャガイモは、下茹でするか生のまま使うか、地方によってレシピが異なります。
1700年代後半からスウェーデンで食べられており、最も伝統のある料理のひとつです。
ヴェステルボッテン・チーズパイ(Västerbottenpaj)
スウェーデン北部のヴェステルボッテン地方産の「ヴェステルボッテンチーズ」を贅沢に使ったパイです。
ヴェステルボッテンチーズは、通常のプロセスチーズよりも固く、少し苦みとクセのある味。
これがハマると本当にやみつきになる味なんです。
このパイは、ミッドサマーやザリガニパーティーなど季節のお祝いごとの時に好んで食べられます。
スウェーデン・パンケーキ(Pannkakor)
スウェーデンのパンケーキは、日本のホットケーキよりも薄く、もちもちしているのが特徴。
クレープとホットケーキの中間のようなイメージです。
ホイップクリームとジャムで食べるのが一般的。
ちなみにスウェーデンでは、豆のスープとパンケーキは木曜に食べる料理とされています。
キリスト教文化が強かった中世時代には、金曜日に断食が行われていました。
そのため、前日に栄養のある食事をとる必要があったことから始まった習慣と言われています。
レストランの日替わりメニューでは、木曜に豆のスープとパンケーキを出しているところが多いです。
ブロードプディング(血のプリン)(Blodpudding)
「血のプリン」というおぞましい名前を持つこの料理。
なんと豚の血からできているプディングです。
正直わたしは苦手なのですが、スウェーデンではこれが大好物という人がたくさん。
スライスしてバターで表面を焼き、リンゴンベリージャムやベーコンと一緒に食べます。
安くて調理も簡単なので、一人暮らしの学生さんなどに重宝されています。
ファールコルブ(Falukorv)
Falukorvの「Falu」とはスウェーデンの都市ファールン(Falun)に由来し、「korv」とはスウェーデン語でソーセージを意味します。
その名のとおり、ファールンに起源をもつソーセージのことです。
ファールンは、かつて銅山で栄えました。
採掘した銅の運搬には、牛や馬の皮をねじって作ったロープが使われたため、スウェーデン各地から牛・馬がファールンに送られました。
皮を取ったあとは牛肉や馬肉が食用に加工され、そこから生まれたのがファールコルブです。
ソテーしてケチャップを付けていただくのが1番シンプルな食べ方。
また、ビーフストロガノフのビーフの代わりにファールコルブを使った「コルブストロガノフ」もスウェーデン人に大人気のメニューです。
季節の料理
スウェーデンの特別な季節にのみ食べられる料理・食材を紹介します。
ユールボード(クリスマスビュッフェ)(Julbord)
スウェーデンのクリスマスは、自宅で作ったクリスマスビュッフェとともに家族でお祝いをします。
スウェーデン語で、ユール(Jul)とはクリスマス、ボード(bord)とはテーブルの意味です。
クリスマスビュッフェのメインとなる料理はミートボール、ソーセージ、ヤンソンさんの誘惑(次の章で触れます)、クリスマス用ハム(Julskinka)、スモークサーモン、ニシンの酢漬けなど。
ユールボードは、11月半ば頃からスウェーデンのレストランでも提供されます。
その時期に旅行に来られるのであれば、ぜひ体験してみてください!
色々な種類のスウェーデン伝統料理を一度に味わえる貴重な機会です。
ヤンソンさんの誘惑(Jansons frestelse)
ユールボードのメインのお料理のひとつが、「ヤンソンさんの誘惑」というちょっと変わった名前の料理。
その正体はアンチョビのポテトグラタンです。
基本の材料は、アンチョビ、ジャガイモのほか、玉ねぎ、生クリーム、バターだけというシンプルさ。
クリーミーで、アンチョビの味が効いたグラタンは超絶品!
クリスマスほど一般的ではありませんが、イースターの時期にもよく食べます。
ちなみに、この名前の由来には諸説あるようです。
ひとつは、1800年代半ばに活躍したオペラ歌手ペール・ヤンソン(Per Janzon)が友人らに振舞った料理に由来するという説。
もう1つは、1928年公開の映画「ヤンソン氏の誘惑(Janssons frestelse)」でヤンソン役を演じた俳優のファンであった富豪の女性が、その映画を見た後に友人らとともに食べた料理が始まりとする説。
名前の由来はどうであれ、お料理の美味しさは確かです。
ザリガニ(Kräftor)
スウェーデンでは、8月にザリガニ・パーティーを開くのが伝統。
そこでは、たっぷりのディルと塩で丸茹でしたザリガニを、手で殻を割りながら食べるのです。
食卓にそのままの姿で並ぶザリガニに最初はギョッとするかもしれませんが、食べてみると意外に美味しいもの。
食感や味はロブスターやカニなどの甲殻類と似ています。
ちなみにザリガニパーティーで絶対に欠かせない飲み物が「アクアビット」。
詳しくは記事の後半でご紹介します。
スウェーデンのB級グルメ&珍味
「せっかく旅行に来たなら、定番料理だけじゃなく、現地の人が普段食べているようなB級グルメも楽しみたい!」
そんな通な方のために、地元民から愛されるスウェーデンの料理・食べ物をご紹介します。
マックスハンバーガー(MAX)
スウェーデンに来たらぜひ試してほしいのが、スウェーデン発のハンバーガーチェーン「MAX」(マックス)です。
マックスハンバーガーは自ら「スウェーデンで一番美味しいハンバーガー」)を謳っており、マクドナルドよりも圧倒的人気。
1968年の開店以降、スウェーデン人の胃袋をわし掴みにしています。
美味しさの秘密は全て国産にこだわったお肉と、マックス特製のハンバーガードレッシング。
スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、ポーランドにしか出店していないので、旅行に来られた際にはぜひ。
ストックホルム中央駅や、アーランダ空港の中にも入っています。
マックスについてもっと知りたい!という方は日本人の口にも合う!スウェーデンのおすすめグルメはMAXバーガーで決まり!!も読んでみてね。
ホットドッグ&シュリンプクリーム(Korv med räksallad)
ストックホルムの街中でホットドッグスタンドを見つけたらぜひ試してほしいのがシュリンプクリームをトッピングしたホットドッグ。
シュリンプクリームは、みじん切りのエビ・卵・玉ねぎと色々なスパイスからできています。
エビとソーセージとは日本では馴染みのない組み合わせですが、これがまた意外に合うんです。
スウェーデン人に「Korv med räksalladって美味しいよね」と言えばスウェーデン通だと思われますよ!
シュールストレミング(Surströmming)
「世界一臭い食べ物」としても有名なシュールストレミングは、発酵させたニシンの塩漬けのことです。
これは正直おススメはできないのですが(笑)、スウェーデンの代表料理の1つとして紹介します。
わたしも実際に食べたことがありますが、匂いはたしかにかなり強烈なものの、味は普通に塩漬けの魚でした。
クネッケブロードにポテトサラダとシュールストレミングを乗せ一緒にいただく食べ方が食べやすいです。
スウェーデンのスーパーで購入することができますが、間違ってもホテルの室内では絶対に開けないこと。
匂いが荷物に染みつくだけでなく、近隣の部屋の方にも大迷惑になります。
どうしても食べてみたい方は、屋外のひと気のない場所でこっそり食べてみてください。
ケバブピザ(Kebab pizza)
スウェーデンでは中東からの移民が多いためか、本格的なケバブが味わえます。
このケバブとピザを掛け合わせた料理が「ケバブピザ」。
ケバブとピザがどちらも食べられる国は多いと思いますが、ケバブピザはどうやらスウェーデンが発祥のようです。
ピザの上にケバブ、酢漬けのグリーンチリ、トマトソース、ヨーグルトソースが乗っているのが一般的。
かなりジャンキーですが、それがまたクセになる美味しさなのです。
飲み物
美味しい食事には美味しいドリンクも一緒に。
スウェーデンの料理を引き立ててくれる飲み物も紹介します。
アクアビット(Akvavit)
スウェーデンの季節のお祝い事に欠かせないのが、アクアビット。
クミンやアニスといったスパイスで風味付けされたジャガイモの蒸留酒です。
先ほどご紹介したザリガニパーティーやクリスマスパーティでは必ず用意されます。
アクアビットを飲む前には、Snappsvisa(スナップスヴィーサ)と呼ばれる短い歌を歌います。
数百種類のスナップスヴィーサあるようですが、最も有名なのはこの歌。
歌い終えたら、ショットグラスに注いだアクアヴィットを皆で同時に飲み干します。
またしばらくすると誰かが歌を歌おうと言い出し、皆で歌ってはアクアヴィットを飲むというのを何度も繰り返すのです。
アクアヴィットの度数は40%ほどあるので、お酒に強くない人は飲みすぎに注意してくださいね。
スウェーデンの酒屋さんでは、アクアヴィットの小瓶の詰め合わせが売ってるので、おみやげにもおすすめです♪
フレーデルサフト(Flädersaft)
フレーデル(Fläder)とは、エルダーフラワーのことです。
6~7月に花を咲かせるエルダーフラワーを使って作ったジュースのことをフレーデルサフトと呼びます。
エルダーフラワー、レモン、砂糖を漬け込んで作った原液を、お水や炭酸水で割って飲みます。
スウェーデンの爽やかな夏を象徴するさっぱりした飲み物です。
ユールムスト・ポスクムスト(Julmust/Påskmust)
ビールに代わるノンアルコールドリンクとして開発されたのがムストという炭酸飲料です。
砂糖、大麦、ホップと様々なスパイスを使って作られます。
見た目はコーラのような色ですが味は全く違い、強いて言うならビールとドクターペッパーを混ぜたようなちょっと不思議な味がします。
クリスマス時期には「ユールムスト」、イースターの時期には「ポスクムスト」と名前を変えて売られますが、中身は全く同じ。
スーパーで購入することもできますし、クリスマスの時期になればレストランでも注文できますよ。
デザート&お菓子
スウェーデンを語る上で欠かせないフィーカ。
フィーカとはスウェーデン語で「コーヒータイム」の意味です。
このほっと一息つく時間は、スウェーデン人にとって大切な生活の一部となっています。
そんなフィーカの国スウェーデンから、フィーカのお供を紹介します。
お砂糖たっぷり甘めのものが多いですが、スウェーデンの濃いめのコーヒーと良く合います。
シナモンロール(Kanelbulle)
スウェーデンのフィーカのお供の代表といえばシナモンロール。
スウェーデン語では「カネルブッレ」と呼ばれます。
世界のさまざまな国で食べられていますが、どうやら発祥はスウェーデンという説が有力だそう。
スウェーデンのシナモンロールは、日本のものと比べると中身がぎゅっと詰まっています。
また、生地にカルダモンを練りこむのが特徴です。
カフェに行けば必ず売っているので、ぜひ旅行の際には本場スウェーデンのシナモンロールを食べてみてくださいね。
プリンセスケーキ(Prinsesstårta)
スポンジとカスタードクリームを重ねた土台にホイップクリームをたっぷりのせ、それをマジパンシートで包んだケーキです。
スウェーデン語ではプリンセストルタと呼ばれます。
1948 年、Jenny Åkerström(イェニー・オーケストロム)が出版した料理本に載せたレシピが元になっていると言われます。
イェニーは裁縫、掃除、料理など家事を教えるための学校で教師をしていました。
このケーキは、その学校に通っていたスウェーデンのプリンセスたちに特に人気だったため、プリンセスケーキと名付けられたそう。
スウェーデンで1番人気のケーキです。
クラッドカーカ(Kladdkaka)
スウェーデンで最も人気のチョコレートケーキです。
ベーキングパウダーを使わないので、スポンジケーキのようなふわふわ感はなく、ずっしりしています。
ケーキの外側はブラウニー、内側は生チョコのような食感です。
バニラアイスや生クリームを添えていただきます。
セムラ(Semla)
見た目はシュークリームのように見えますが、まったくの別物です。
セムラとは、カルダモンを混ぜ込んだ甘いパンの中にアーモンドペーストを詰め、その上にたっぷりのホイップクリームを乗せたものです。
その起源は1200年頃まで遡るようですが、現代のセムラと同様のレシピとなったのは1800年代終わり頃と言われます。
もともとは、キリスト教文化における四旬節の断食前に食べられていました。
現在では、クリスマス後からイースターにかけて売られます。
スウェーデン人のセムラ愛は強く、なんと1年で4000万個が消費されるほどです。
プンシュロール(Punschrulle)
プンシュロールとは、砕いたビスケットにバター、ココア、プンシュ(北欧の伝統的なリキュール)などを混ぜ、それをマジパンで包んだお菓子。
スウェーデンの最も伝統的なお菓子のひとつで、別名Damsugare(ダムスーガレ、掃除機の意味)とも呼ばれます。
もともとは余ったクッキーなどを材料に作られていたことから、「残り物を吸い取る」という意味でこの面白い愛称が付けられたそうです。
スーパーやカフェで必ず見かけるお菓子です。
ハッロングロットル(Hallongrottor)
スウェーデン語で「ラズベリー(hallon)の洞窟(grottor)」という可愛らしい名前のお菓子。
バニラ風味のクッキーに、ラズベリージャムが乗っているクッキーのことを言います。
軽くてサクサクの甘いクッキーと、甘酸っぱいラズベリージャムが良く合います。
スーパーでも買え、見た目も可愛いらしいので、お土産にもおすすめです。
【スウェーデン料理】おすすめの定番料理からB級グルメ・デザートまとめ
スウェーデンのおすすめの料理を30品紹介しました。
食べてみたいと思う料理は見つかりましたか?
実は知られていないだけで、スウェーデンにも美味しい料理はたくさんあります。
スウェーデンに旅行に来られた際には、ぜひ本場のスウェーデン料理を試してみてくださいね!
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