スウェーデン観光におすすめの時期は?春夏秋冬の気温と日照時間つきで解説

スウェーデン旅行を考えているんだけど、観光には一体どの季節が良いんだろう?

そんな疑問をお持ちの方のため、スウェーデン在住歴約10年のわたしが、季節ごとの気候・日照時間・観光のポイントをご紹介します。

スウェーデンにも四季がありますが、それぞれの季節の気候は日本と比べ大きく異なります。

この記事では、季節の気温やイベントなどもあわせてご紹介しているので、旅行の計画の参考にしてみてください!

この記事を読むと、
  • スウェーデン観光にはどの時期がおススメか分かる
  • スウェーデンの四季の特徴を知ることができる
  • 季節ごとの観光のヒントがもらえる

スウェーデンの季節・気候

スウェーデンの四季は、だいたいこのように分かれています。

  • 春(4月~5月)
  • 夏(6月~8月)
  • 秋(9月~10月)
  • 冬(11月~3月)

日本と比べると春&秋が短く、その分冬が長いのが特徴です。

旅行する前に、 それぞれの季節について特に知っておくべき点がこの2つ。

  • 気温(特に昼と夜の寒暖差)
  • 日照時間

それでは、首都ストックホルムの気温・日照時間を基準に、季節の特徴と観光のポイントを見てみましょう。

スウェーデンは南北に細長い国なので、都市によって気候も大きく異なります。
ストックホルムと比較すると、北部の都市(キルナなど)はより寒冷、南部の都市(マルメ、ルンドなど)はより温暖な気候です。

春のスウェーデン観光(4月~5月)

©Lola Akinmade Åkerström/imagebank.sweden.se

スウェーデンの春の気候

▼平均気温

 昼の平均気温夜の平均気温
4月9℃ 1℃ 
5月16℃ 6℃ 

 

▼日照時間

 日の出日の入
4月06:1319:31 
5月04:4820:43 

 

日本の春に比べると、スウェーデンの春はかなり寒冷。

夜は気温が10℃を下回ることが多く、日本の冬と同じような気候です。

観光のポイント

外を歩き回れる程度に暖かく、十分な日照時間があるため、観光にはある程度適した季節と言えます。

ストックホルム中心部にある王様公園には桜が植えられており、これが満開になるのが4月下旬ごろ。

運が良ければ、スウェーデンでも桜を楽しむことができます。

春のスウェーデン観光で注意が必要なのは、4月のお天気。

ポカポカの陽気になったと思ったら次の日には雪が降る、といったようにお天気がコロコロ変わることがあります。

このような気まぐれなお天気のことを、スウェーデン語で「アプリルヴァーデル(aprilvärder)」(4月の天気)と呼びます。

雨具や、寒暖の差に対応できる服装を用意しておくと安心です。

夏のスウェーデン観光(6月~8月)

©Per Bifrost/imagebank.sweden.se

スウェーデンの夏の気候

▼平均気温

 昼の平均気温夜の平均気温
6月21℃ 11℃ 
7月22℃ 13℃ 
8月20℃ 13℃ 

 

▼日照時間

 日の出日の入
6月03:4321:49 
7月03:3722:05 
8月04:3321:12

 

スウェーデンの夏は日本に比べると涼しく乾燥しているので、とても過ごしやすいです。

日照時間が最も長くなる夏至には、日の出が3:30頃、日の入が22:00頃となり、1日の日照時間は18時間以上

スウェーデン北部では、一日中日が沈まない白夜になります。

観光のポイント

スウェーデンで最も観光におすすめな時期は夏です。

もしスウェーデンに一度も遊びに来たことがないのであれば、やはり一番良い季節を味わってほしいと思います。

近年では30℃を超える暑さになる日もありますが、基本的にはほとんど汗をかくことがない快適な気候です。

6月下旬には、 ミッドサマーをお祝いするスウェーデン伝統のお祭りが各地で行われるので、これに合わせて観光に来られるのもおすすめ。

また8月頃には、スウェーデンの夏の風物詩であるザリガニもレストランに出回ります。

日が長いから、観光に夢中になっていると、すっかり良い時間になっていたなんてこともあるかも。

ただし夏はスウェーデン観光のピークシーズンのため、人気の観光場所の混雑は覚悟しておく必要があります。

主要な観光スポットは営業していますが、レストランはシェフが休暇をとるため閉まっていることがあるので、その点にも注意しましょう。

秋のスウェーデン観光 (9月~10月)

©Alexander Hall/imagebank.sweden.se

スウェーデンの秋の気候

▼平均気温

 昼の平均気温夜の平均気温
9月15℃ 9℃ 
10月10℃ 5℃ 

 

▼日照時間

 日の出日の入
9月05:4519:48
10月06:5318:16

 

夏が終わると、スウェーデンではぐっと気温が下がり、日照時間も短くなっていきます。

早いときには10月下旬ごろから雪が降り始めることもあります。

観光のポイント

秋のスウェーデンは、個人的にはけっこう観光におすすめの時期です。

なぜなら、夏に比べ観光客の数がぐっと減るけど気候は比較的良いため観光しやすいからです。

ストックホルムは、少し郊外に出るだけで自然を満喫できる場所がたくさんあります。

紅葉を楽しんだり、きのこ狩りやブルーベリー摘みなどを体験したり、秋ならではの楽しみ方で観光されるのはいかがでしょうか。

冬のスウェーデン観光(11月~3月)

©Ola Ericson/imagebank.sweden.se

スウェーデンの冬の気候

▼平均気温

 昼の平均気温夜の平均気温
11月4℃ 1℃ 
12月1℃ -3℃ 
1月-1℃-5℃ 
2月-1℃-5℃ 
3月3℃ -3℃ 

 

▼日照時間

 日の出日の入
11月07:0715:53 
12月08:1914:54 
1月08:4314:59 
2月07:5716:05
3月06:4417:16 

 

スウェーデンの冬は、日本に比べ期間が長い、寒い、暗いという特徴があります。

1年で最も日照時間が短くなる冬至には、日の出が8:43、日の入が14:48。

つまり、1日の日照時間はわずか6時間ほど

また「北欧の冬」と聞くと一面の銀世界を想像する人も多いと思いますが、ストックホルムでは雪がほとんど降らない年もあります。

観光のポイント

スウェーデン観光をあまりおすすめしない時期は11月です。

11月は日照時間も短い上に曇りの日がほとんどのため、非常に暗いです。

特にこれといったイベントもないので、ひたすら寒くどんよりとした日々が続きます。

ただ11月下旬からはクリスマスマーケットが始まったり、お店やレストランにクリスマスの飾り付けが増え始めるため、街の雰囲気は一気に華やかになります。

雪が降れば一面明るくなるので、さらに素敵な雰囲気に。

寒さが厳しいため、長い時間外を歩き回るような観光には不向きですが、ストックホルムの冬を味わいたい人は12月がおすすめです。

主要な観光スポットやレストランは、営業時間は夏よりも短かったり、年末年始の臨時休業がある点には注意が必要です。

もしくは、いっそのこと北部のキルナなどへ足を伸ばし、オーロラを見たりアイスホテルに泊まるといった体験をするのもアリです。

※出典(平均気温:Medeltemeratur Stockholm、日照時間:timeanddate.com

スウェーデン観光におすすめの時期は?季節ごとの気候・日照時間まとめ

季節により、気温や日照時間に大きな差があるスウェーデン。

スウェーデン観光のおすすめの時期についてまとめると、次のとおりです。

  • スウェーデン観光に1番おすすめなのは夏(6~8月)
  • 観光客が少なく気候も悪くない春&秋も実は狙い目
  • 11月はできるだけ避けた方が良い
  • クリスマスやオーロラを楽しみたいなら冬もおすすめ

どのような観光をしたいかによって、適切な季節を選んで旅の計画を立てましょう!

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