私がスウェーデンに移住して感じた3つの後悔

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海外生活は憧れるけど、実際住んでみたら「思い描いていた生活と違った…」ってなるのは怖いなぁ。

スウェーデンに移住と聞くと、「北欧雑貨に囲まれた素敵な家でのんびり暮らす」といった夢のような生活を想像される人も多いと思います。

スウェーデンへ移住して良かった点はもちろんたくさんありますが、正直「こんなはずじゃなかった…」と思うこともあります。

どの国も、良いとこもあれば悪いところもあるのが現実。

この記事では、約10年スウェーデンで生活してきた中で感じた後悔をシェアします。

スウェーデンの「ガッカリ」ポイント
  • 冬が長すぎる、そして暗すぎる。
  • サービスの質が残念
  • 税金が高すぎて給料日が悲しい

スウェーデンの冬はとにかく長い、寒い、暗い

北欧の冬が厳しいのは当たり前なのですが、それを実際に経験したときに食らうダメージは想像以上です。

  • 寒さよりも「暗さ」がとにかくしんどい(日照時間が最も短い12月は、日の出が8:30、日の入りが15:00)。
  • 日中も曇りの日が多く、何週間も太陽の光を浴びないことも。
  • 朝起きるのが辛い、体がだるい、テンションが上がらない…。。
  • 雪が降れば少し明るくなるけど、溶けて凍ると通勤がサバイバル。
  • 凍らないと雪がビチャビチャで靴が悲惨なことに。
  • 体感的には10月~3月ぐらいまでずっと冬。長すぎ。

実際、スウェーデン人の90~95%は冬になると気持ちの落ち込みを感じているとの研究もあるそうです。

その代わり、スウェーデンの夏は最高!!カラッと晴れて、気温は20~25℃。
北欧の冬を乗りきるカギは、夏の間にたくさん日光を浴びてエネルギーを充電することです。

サービスの質の低さ

公共サービスも民間業者のサービスも、とにかくどれもイマイチ…(笑)。
日本のようなサービスの質の高さを期待すると痛い目に遭います。

公共交通機関は気まぐれな乗り物

バスや電車のトラブルは日常茶飯事です。

  • 冬になると、必ず雪で電車が遅れる。
  • 夏になると、熱で線路が曲がって電車が遅れる。
  • バスは時間通り来ないのがデフォルト。
  • むしろ来てくれるだけマシ。勝手に運休もある。
  • バス停の場所が勝手に変えられてて待ちぼうけ食らう。
  • バスは「乗るよ」アピールしないと停まってくれない。
  • トラブルが起きても、原因や復旧見込みについて説明なし。 

電車の駅にはほとんど駅員さんがいないので、困ったことあっても聞けないのがさらに辛いところです。

便利なはずのネット注文も油断禁物!

ネットでのショッピングや郵便サービスもツッコミどころ満載。

  • 配達に数週間かかるなんて当たり前。
  • 郵便受けに入らない大きさの郵便物は自宅まで届けてもらえない(近所の集荷所まで自分で取りに行く)。
  • 届いた時点で箱がベッコベコ。
  • 郵便物そのものが紛失する。

修理業者が1回で直せたら奇跡!

修理業者って、その道のプロだから、何でもすぐに直してくれると期待しますよね。でもスウェーデンでは、

  • 業者が約束した時間どおりに来ることは、ほぼない
  • 遅れてでも来てくれたらマシ。そもそも約束をすっぽかされることも。
  • 修理に来ても、たいてい1度じゃ直せない。部品がないからまた後日来るとか抜かす。
  • 部品の在庫がないから取り寄せなきゃとか言って軽く数週間待たされる。
  • 再度修理にくる時も、もちろん時間通りには来ない。
  • 最初に修理に来た人と別の人が来ると、経緯を理解できてなくて手こずる。
  • 仕上げが雑

日本では消費者の高い要求に応えようとして、働く側の負担が大きすぎる気もします。
スウェーデンぐらいテキトーな方が、みんな気楽に暮らせてハッピーなのかも。

恐ろしく高い物価と税金

住み始めたばかりの頃は、日本円に換算しては買う手を止める、ということを何度経験したことでしょう(笑)。

  • 消費税は25%
  • 特に文房具や日用品は、値段の割にクオリティが低い。
  • マクドナルドのセットメニューで1000~1500円。
  • 外食すれば、普通のレストランでも5000~6000円は当たり前。
  • 給与の約4分の1は税金で持ってかれる。

毎月給与明細を見ると税金の高さに切なくなります(笑)。
でも、これだけの高福祉を支えるには税金が高いのも納得ですね。


どの国に住んでも、良い所・悪い所は必ずあります。

その「悪い所」も、工夫や考え方次第では「良い所」になったりもします。

今回はスウェーデンの悪口ばかりぶちまけてしまったので、別の機会には、スウェーデンの魅力についてシェアしたいと思います!

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