スカンセン野外博物館へ行くなら必見!見どころ、行き方、お土産まとめ

By Holger.Ellgaard - Own work, CC BY-SA 3.0

スウェーデンの主要観光スポットの中でも、人気トップ5に入るスカンセン野外博物館(Skansen)。

これまで何度もスカンセンを訪れたことのあるストックホルム在住者のわたしが、スカンセンの見所や行き方、お土産などについて詳しく説明します。

スカンセンに行こうか迷っている方も、すでに行く予定がある方も、ぜひ読んでほしい記事です。

\飛行機&ホテルがセットで楽チン/
この記事の読めばわかること
  • スカンセンの見どころ
  • スカンセンで買えるおすすめのおみやげ
  • スカンセンの基本情報(行き方、営業時間、入場料etc)

スカンセンとは?

スカンセン(Skansen)とは、スウェーデンの首都ストックホルムにある野外博物館です。

なんと今から約130年も前にオープンした、なんと世界最古の野外博物館なんだって!

スカンセンの敷地面積は30ヘクタール(東京ドーム約6個分)。

その広大な園内には、1700年代~1900年代半ばのスウェーデンの家屋やお店など約150の建物が立ち並びます。

まるで数百年前のスウェーデンの街にタイムスリップしたかのような気分を味わうことができます。

また動物園と水族館が併設されているので、子ども連れの家族にもおすすめ。

スウェーデンの歴史、伝統、人々の暮らし、自然が丸ごと体験できる観光スポットです。

スカンセンの見所&おすすめの理由

とにかく見どころの多いスカンセン。

絶対に外せない見所とおすすめの理由を説明します。

スカンセン園内の地図

まず、園内の全体像を見てみましょう。

地図の下側「i」マークがついているところが入口。

ざっくり分けると、入口付近(地図左下)が昔ながらのお店や建物が立ち並ぶエリア、奥側部分(地図右上)が動物たちのいるエリアです。

詳しい地図をご覧になりたい方はスカンセン公式ページをチェックしてみてください。

それではスカンセンの見どころをご紹介します。

スウェーデンの文化・歴史体験ができる

Photo: Marie Andersson/www.skansen.se

スカンセン内には、1700年代の薬局やパン屋、1800年代の工具店や印刷工場、1930年代のスーパーマーケットなど、当時の姿のままのお店や工場が並びます。

実はこれらの多くはレプリカではなく本物

スウェーデンに実在した建物を解体してスカンセンまで運び、再度組み立ててつくられたものなんです。

当時の人々の暮らしの中で、実際に使われていた建物や道具に触れることができるのはとても貴重な体験。

これらのお店の中では、伝統衣装を着た人が職人技を見せてくれます。

靴づくり、パンづくり、ガラス吹きなど、昔ながらの方法でモノづくりをする様子をぜひ見て体験してみてください。

ヘラジカなど北欧特有の動物に会える

Photo: Anna Yu/www.skansen.se

スウェーデンのシンボルとなっている動物と言えばヘラジカ。

スカンセンでは、生のヘラジカを間近で見ることできます。

このほかにも、トナカイ、 カラフトフクロウ、オオヤマネコといったスウェーデンの自然に生息する動物や、

ヒグマ、アザラシ、イノシシ、ヨーロッパバイソンなど北欧やヨーロッパの野生動物が飼育されています。

ストックホルムでこうした動物たちに出会えるのはスカンセンだけ。

しかもスカンセンは普通の動物園と違って、動物たちができるだけ本来の環境に近い形で生活できるよう特別な配慮がされています。

生き生きした動物たちの姿をぜひ見てみてください。

子連れで楽しめる

Photo: Marie Andersson/www.skansen.se

スカンセンは、子連れで楽しめるストックホルム観光スポットとしても超おすすめ。

昔ながらの遊びを体験できるコーナーや、ポニーの乗馬体験など子ども向けのアクティビティが豊富に用意されています。

特に子どもたちに人気なのは、動物たちと触れあえる「リトル・スカンセン」。

ここではウサギやモルモットを抱っこしたり、ミニブタやヤギなどを間近で見ることができます。

スカンセン内は自然に溢れピクニックも楽しめるので、お子様連れの家族にはもってこいの観光スポットです。

季節ごとのイベント

常設の展示だけでも十分に見ごたえがありますが、スカンセンではさらに季節ごとの特別なイベントが行われます。

どれもスウェーデンの文化や習慣を知ることのできる楽しいイベントばかり。

観光のタイミングが合えば、ぜひこうしたイベントにも参加してみてください。

春のイベント
・イースター
・春の収穫祭
・ヴァルプルギス(春の訪れを焚火で祝う行事)

Photo: Lars-Erik Örthlund/www.skansen.se

夏のイベント
・スウェーデンナショナルデー(6月6日)
・ミッドサマー
・野外コンサート

Photo: KYLLIKI HELLSTRÖM/www.skansen.se

秋のイベント
・秋の収穫祭

Photo: Anna Yu/www.skansen.se

冬のイベント
・クリスマスマーケット
・ニューイヤーコンサート
・アイススケート

photo: PERNILLE TOFTE

スカンセン内のレストラン

Photo: Marie Andersson

とにかく広いスカンセン。

散策でお腹が減ったら一息つきたいですよね。

スカンセンの中には、こんなにたくさんのレストラン&カフェがあります。

レストラン
  • Balderslunden(ホットドッグ、サラダなど)
  • Bollnäsgrillen(ハンバーガーなど)
  • Fiskrökeri och halstring av sotare(魚の燻製)
  • Krogen Stora Gungan(スウェーデン伝統料理)
  • Restauration Gubbhyllan(スウェーデン伝統料理)
  • Skansen Terrassen(ランチ)
カフェ・軽食
  • Bageriet (1870年代のパン屋)
  • Café Nyloftet (1900年代のカフェ)
  • Flickorna Helin(菓子パン、軽食)
  • Gamla Krogen på Bollnästroget(エビのオープンサンド、ベイクドポテトなど)
  • Kafé Petissan(クッキー、サンドイッチ、ワッフルなど)
  • Våffelbruket(ワッフル)

テイクアウトできる軽食を買って外のベンチで食べるもよし、レストランでスウェーデン伝統料理を楽しむもよし。

Bagerietでは1800年代当時の方法で作られたパンが食べられるので、ぜひお試しあれ。

スカンセンで買えるおすすめのお土産

スカンセンには、お土産屋さんの数もたくさん。

ぜひ旅の思い出にお気に入りのお土産を見つけましょう。

1番品ぞろえが充実しているお土産屋さんは、スカンセンの入口外にあるSKANSENBUTIKEN(スカンセンブティーケン)です。

こちらはスカンセンの入場料を払わなくても入れるので、 スカンセン内を回る時間の無い人にもぜひ立ち寄ってほしい場所。

それではおすすめのお土産をいくつかご紹介します。

紅茶

Skansens Svarta Te

スカンセンオリジナルの紅茶です。
カシスとエルダーフラワーがブレンドされたフルーティーな味わい。

100g入り40クローナ(約450円)

たまご石鹸

Lanolin Ägg Tvål

スウェーデン王室御用達の洗顔用たまご石鹸。
保湿成分ラノリンが配合されていて、洗いあがりはさっぱりつるつる。日本人のおみやげに大人気で、Amazonなどを使えば日本からでも購入できます。

1個入り39クローナ(約450円)

キッチンタオル

Handduk

100%オーガニックコットンで作られたキッチンタオル。肌触りは柔らかく、吸収性にも優れています。

デザインはスカンセンのオリジナル。スカンセン内の象徴的な建物と「Den som ej sett Skansen har ej sett Stockholm」(スカンセンを見ていない者は、ストックホルムを見てない者)というフレーズがデザインされています。

139クローナ(約1500円)

リサ・ラーソンの「スカンセン」シリーズ

Skansen

日本でも大人気、リサラーソンの「リラスカンセン」シリーズ。アザラシやヘラジカなど北欧の動物をモチーフにした可愛いらしい陶器の置物です。
実物の動物をスカンセンで見たあとだと、より愛着が沸いて欲しくなってしまいます。

大きさにより約500-1000クローナ(約5000~1万円)

Photo: http://gustavsbergsporslinsfabrik.se/

スカンセンへの行き方

スカンセンへの便利なアクセスをご紹介します。

トラム、バス、フェリーが主な交通手段ですが、どのエリアからスカンセンへ向かうのかによっておすすめの手段は変わります。

トラム、バス、フェリーいずれも共通のチケットで利用することができます。

ストックホルムの公共交通機関の乗り方やチケットの買い方など詳しい情報は、次の記事を参考にしてください。

トラム

ストックホルム地下鉄中央駅付近からスカンセンへ行くには、 7番トラムが便利。

所要時間は15分ほどです。

降車駅の目の前がスカンセンです。

7番トラム:スカンセンまでの途中停車駅
  • 乗車駅
    T-Centralen

  • Kungsträdgården

  • Nybroplan

  • Styrmansgatan
  • Djurgårdsbron
  • Nordiska Museet/Vasamuseet
  • Lljevalchs/Gröna Lund
  • 降車駅
    Skansen

バス

カーラプラン周辺からスカンセンに行く場合には、67番バスが便利です。

所要時間は約10分。

降車駅の目の前がスルッセンです。

67番バス:スカンセンまでの途中停車駅
  • 乗車駅
    Karlaplan
  • Historiska museet

  • Strandvägen
  • Nordiska Museet/Vasamuseet
  • Liljevalchs/Gröna Lund

  • 降車駅
    Skansen

フェリー

ガムラスタン、もしくはシェップスホルムからスカンセンに行く場合には、82番フェリーが便利です。

所要時間は10~15分ほど。

地図上の赤いラインの部分がフェリー、青いラインが徒歩部分を示します。

タイムラインのタイトル
  • 乗船駅
    Slussen

  • Skeppsholmen
  • 下船駅
    Djurgården

    スカンセンまで徒歩5分

スカンセンの基本情報まとめ

住所

Djurgårdsslätten 49-51, 115 21 Stockholm

営業時間

スカンセンは年中無休で、平日や祝日問わず 10:00-15:00はいつでも必ず営業しています。

月ごとの基本の営業時間は次のとおりですが、 イベントの有無や季節によって、閉園時間がさらに長くなります。

正確な営業時間を知りたい方は、訪れる前にスカンセン公式ページでチェックしましょう。

1月~3月
平日 10:00-15:00、土日・祝日 10:00-16:00

4月
毎日 10:00-16:00

5月~6月中旬
毎日 10:00-18:00

6月中旬~8月
毎日 10:00-20:00

9月
毎日 10:00-18:00

10月~12月
平日 10:00-15:00、土日・祝日 10:00-16:00

入場料

スカンセンの入場料は、シーズンによって異なります。

ハイシーズン(4/30~9/30、 11/28~12/31)

スカンセンチケット
大人:220クローナ
学生:200クローナ
子ども(4~15歳):70クローナ

スカンセン+水族館チケット
大人:320クローナ
学生:300クローナ
子ども(4~15歳):130クローナ

それ以外の時期(1/1~4/29、10/1~11/27)

スカンセンチケット
大人:160クローナ
学生:140クローナ
子ども(4~15歳):70クローナ

スカンセン+水族館チケット
大人:260クローナ
学生:240クローナ
子ども(4~15歳):130クローナ

※特別イベントが開催されている際には、入場料のほかに特別料金が課される場合があります。

※最新のチケットの値段は変更されている場合がありますので、スカンセン公式HPをご確認ください。

コインロッカー

メインの入り口そばにはコインロッカーがあります。

  • 大(90cm x 60cm x 37cm):30クローナ(約400円)
  • 小(60cmx 60cmx 27cm):20クローナ(約250円)

10クローナ硬貨しか使えないのでお気を付けください。

観光の所要時間

スカンセンはとても広く、見どころもたくさんあります。

観光にかかる時間は最低でも3~4時間、ご家族連れでゆっくり回るなら丸1日程度かかります。

短時間の滞在ではもったいないので、ゆったりと時間のあるときに訪れる観光先としておすすめです。

スカンセン周辺のホテル

スカンセンが位置するユールゴーデン島には、スカンセン以外にも、ヴァーサ号博物館、北方民族博物館、ABBAミュージアムなど人気の観光地が密集しています。

スカンセンから徒歩圏内の場所にホテルを取りたい方には、次のホテルがおすすめです。

Photo from Expedia

ホテル ハッセルバッケン BW プレミア コレクション
スカンセンから最も近い場所にあるホテル。
清潔感にあふれ、シンプルでモダンな内装です。

>>空室状況をみてみる

Photo from Expedia

ポップハウスホテルBWプレミアコレクション
ABBAミュージアムに併設されているホテル。
ABBAをテーマにした内装になっているゴールデンスイートルームも用意されており、ABBAファンにはたまらないホテルです。

>>空室状況を見てみる

スカンセン野外博物館へ行く前に必見!見どころ、行き方、お土産まとめ

スカンセンは、スウェーデンの文化・歴史・伝統・自然を体験できるユニークな観光スポット。

大人も子どもも、時間を忘れてしまうぐらい楽しめる場所です。

ストックホルムに観光に来られた際にはぜひ訪れてみてくださいね!

\ スウェーデン観光を満喫したいなら要チェック!

「海外旅行は慣れていないから、英語で予約するのは不安…」

「短い滞在期間で、効率よく観光スポットを回りたい!」

そんな人にはベルトラの現地ツアーがおすすめ♪

スウェーデンの人気ツアーが、日本語で簡単に予約できます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました